仮想ルーター(CHR)の導入を行う
こんにちは。あやかです。
今回は仮想ルーターの構築を行いたいと思います。
今回使用する仮想ルーターアプライアンスはMikroTik社のCloud Hosted Router(CHR)です。
選定理由は様々ありますが、価格と上位(?)ルーターのCCR1009と同じOS(RouterOS)である点で導入を決めました。
EuroDKで購入すれば、1Gbpsまで使用可能なCHR P1ライセンスが28USDで購入できます。
CHRのソフトウェア自体は無償で公開されており、ライセンスがない状態でも1Mbpsに速度が制限されるのみで使用可能です。
気になる方はぜひお試しください。
まずは、MikroTik社のサイトからVMDK形式のOSイメージをダウンロードします。
RouterOSには、Long-term/Stable/Testing/Developmentの4つのアップデートチャネルがあります。
常用するのであれば、Stableあたりを選択するのが無難だと思います。
RAMリソースのサイジング方法はマニュアルのこちらに記載があります。
今回CHRには2CPUコアを割り当てます。また、最低限必要なインターフェース数は5個ですが、余裕を見て8個として計算を行います。
RAM = 128 + [ 8 × (CPU_COUNT) × (INTERFACE_COUNT – 1) ]
= 128 + [ 8 x 2 x (8 – 1)]
= 240
キリが悪いため256MBのRAMを割り当てることとにします。
ディスクリソースについては、最大値の16GBとすることにしました。
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[ayaka@esxi:/vmfs/volumes/5fea8f75-f26b914d-9fc9-6c4b90e826ae/vmdk] vmkfstools -i chr-6.48.1.vmdk chr-6.48.1-thin.vmdk -d thin Destination disk format: VMFS thin-provisioned Cloning disk 'chr-6.48.1.vmdk'... Clone: 100% done. [ayaka@esxi:/vmfs/volumes/5fea8f75-f26b914d-9fc9-6c4b90e826ae/vmdk] vmkfstools -X 16GB chr-6.48.1-thin.vmdk Grow: 100% done. [ayaka@esxi:/vmfs/volumes/5fea8f75-f26b914d-9fc9-6c4b90e826ae/vmdk] ls -lthra total 74880 drwxr-xr-t 1 root root 72.0K Feb 6 00:58 .. -rw-r--r-- 1 root root 34.2M Feb 6 00:59 chr-6.48.1.vmdk -rw------- 1 root root 16.0G Feb 6 01:01 chr-6.48.1-thin-flat.vmdk -rw------- 1 root root 504 Feb 6 01:02 chr-6.48.1-thin.vmdk drwxr-xr-x 1 root root 72.0K Feb 6 01:02 . [ayaka@esxi:/vmfs/volumes/5fea8f75-f26b914d-9fc9-6c4b90e826ae/vmdk] |
ESXiへのインストール方法は、少しバージョンは異なりますがこちらのWikiを参照しながら行いました。
というわけで、仮想ルーターアプライアンスとしてMikroTik社のCloud Hosted Router(CHR)を導入したという記事でした。